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メダカのひるね

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日記

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銀杏と栗の実 

 
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 街路樹のイチョウの実が落ちはじめた9月下旬ごろから、あの強烈なにおいに酔いそうになりながら大きめのマスクに軍手で早朝に拾うことに今年もあいなりました。本当は銀杏アレルギーだから止めたいのですが、歩道に落ちる実はいやおうなく自転車や人に踏まれてびちゃっと潰れ、ますます悪臭を放つばかりか、歩道のタイルがそれはそれは汚くなるのです。雌樹の前の住民のわたしは耐えられない。だからと云って一日中拾っているわけに行かない。幸いに昼間は何処かのギンナン好きの方が数人いられるようで、せっせと拾ってくださる。まことにありがたいことです。
 
  10日ほどで約8㎏拾いました。

 イチョウは元来日本に野生していたものでなく、中国が原産。イチョウが何時ごろ渡来したかは不明だが、寺院の境内、とくに観音堂のあるところに老樹がしばしば見られるところから、観音像の渡来とともに僧侶によって持ち運ばれたのではないかという説がある。 
 この賜りもののギンナンを5日ほど水に浸してから、夏の間お世話になった古いスダレにざ~とあけ、水道水で肉質部分をきれいに洗い落とします。約3時間かかり、手の指が水泳の後のように皺苦茶!それに被れて炎症をおこし皮膚科にいくオマケ付きでした(笑)

 
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ベランダに干して乾燥させます。

子どものころイチョウの葉を本の栞につかうとシミがわかないと云われました。主iは洋酒のおつまみにしていました。「たくさん食べたらのぼせるよ」と私。


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里や2,3の方から栗の実をいただき、今秋3度目の渋皮煮を作りました。
 
 
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栗はひと晩、水につけます。水に付けることで鬼皮をやわらかくしてむきやすくなります。
 
 あくる日に鬼皮をむきます。栗の座(お尻の部分)の境目に包丁で浅く切り目をいれ、栗の頭に向かって鬼皮をむく。最後に座の部分をむく。面白いほどくるっとむけるのあり、手こずるのありですが、このとき渋皮に傷をつけると、煮くずれするので、慎重に行ないます。

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 鍋に栗を入れ、たっぷりの水と重曹を加えて中火でアクを取りながら4、5分ほど煮る。

煮立った鍋に水道水をいれ、少しずつ水を入れ替え冷水にしていく。栗に傷をつけないようにやさしくこすり筋などを取り除く。

 又しても栗を鍋に入れ今度は重曹を加えないで煮る。これをもう一度繰り返します。

 やっとお味付けです。栗を鍋に並べひたひたの水にグラにュー糖三分の一をいれ弱火でコトコト煮る。途中砂糖を2回ほどに分けて入れ、30分ほど煮てから、ラム酒を入れまた5分煮て出来上がり♪

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 冷めたら保存器に煮汁とともに入れ冷蔵庫に。

 栗を剥き初めてから、たっぷり半日くらいかかりましたが、好きなことをするのは少しも苦にならず、出任せの歌を唄いながら、お八つを頬張りながら、気楽にやっています。

 栗の端に歯を立てて皮をちょっとだけ剥き(弾けないように)、炭火の中で焼く熱々の焼栗が何といっても一番美味しいですが今は無理でしょう。次に好きなのがこの渋皮煮で、これからひと粒ずつ大切にいただきます。

 
 
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 ホトトギスの花


 
by sasabune-warabi | 2013-10-14 13:14

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